12/09/2013
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メニューを開けば、全体的に香ばしく食欲をそそる前菜や注文を受けてから丁寧に焼きあげるグリル、新鮮な魚介類を使った寿司や刺身などが並ぶ。ほかにも、アボカドの磯辺揚げやアナゴのひつまぶしといったオリジナルメニューも豊富。アルコールは、オーナー自身が厳選した世界各国の銘醸ワイン約40本をはじめ、茨城県産の地ビールや福岡県産の地酒などバラエティ豊かに取り揃えている。総料理長として腕を振るうのは、日本の老舗料理店で修行を重ね、これまで数多くの創作メニューを手がけてきたシェフ歴12年の竹永明子氏。また職人として20年以上腕を磨いてきた戸田信輔氏が、一貫一貫魂のこもった寿司を握る。 午後7時半を過ぎると、緩やかにジャズサウンドが響きはじめ、店内はコンパクトなコンサート会場へと早変わり。ジョン・ハーキンスなどのプロの実力派ミュージシャンが、曜日ごとに生の音楽をゲストの耳もとへ直接届け、大きなコンサートホールでは味わえない不思議な高揚感を演出する。またメインダイニングのほかに、ふたつのファンクションルームもあり、身内だけの食事会や親しい友人と囲むパーティなど、さまざまな用途にあわせて使えるのも魅力的だ。 ジャズを聴きながら創作料理と本格的な寿司を心ゆくまで堪能できる『Jazushi』は、シドニーで貴重な名店のひとつと言えるだろう。 新鮮な魚介を使った彩り豊かな寿司盛り。マグロ、キングフィッシュ、サーモンなどをベースに、その日一番の旬の素材を使うため内容は日替わりとなる。寿司16貫に巻き2貫のラージサイズは費用対効果抜群の一品。 鴨の胸肉は少し独特の香りが残りつつも、火入れもほどよくミディアムレアで美味。ほんのりと温かく弾力に富んだ肉は口の中に旨味をじゅわっと広げ、甘めで濃厚な照り焼きソースにからませながら味わうと風味が生きる。
新鮮なキングフィッシュを使ったカルパッチョは、控えめな味付けが魚本来の美味しさを際立たせる一皿。自家製の海苔の佃煮にマヨネーズ、ゆず胡椒をあわせたソースと、カツオだしをベースにした和風ダシ餡が見事にマッチする。 アボカドの磯辺揚げは、ほどよく熟れたアボカドに海苔を巻き、薄い衣をひいた磯辺揚げ風の天ぷら。温められたアボカドは苦味が少なくバターのように濃厚。酸味の効いた梅マヨネーズと、さっぱりとした大根おろしで味わう。
醤油ダレの中に一晩中漬け込んだ鶏のもも肉をカリっと揚げたジューシーな唐揚げ。ひと口かめば口の中に肉汁があふれ出し、豊かなコクと鶏本来の旨味を味わえる。自家製のタルタルソースは、ほどよく酸味が効き口当たりもマイルド。 ガーリックバターと香草に西京みそをあわせたソースが香ばしいホタテのバター焼き。熱を加えたホタテは、生で食べるより甘みが増し、味が濃い。オイリーで香り高いソースとの相性は抜群で、ワインとの組み合わせも楽しめる。
ガトーショコラやチーズスフレなど、5種類のデザートの中から3品を選べるデザートプレート。とくに濃厚なクリームブリュレは絶品。注文時にお願いすれば、プレートにメッセージも書いてくれるのでバースデーなどのお祝いにもぴったり。 名古屋発祥のウナギのひつまぶしを「アナゴ」にアレンジした独創的な創作和食。ワサビ、天カス、青ネギなどの薬味と、カツオの旨味エキスを含んだ香ばしいほうじ茶を加えることで味わいが変化する。料理のシメにも最適な一品。 日本の老舗そば屋「九段一茶庵」でspan lang="EN-US">5年間修行を積み、その後、ダイニングバーで料理の幅を広げる。2010年の渡豪とともに『Jazushi』に入店。2011年10月より総料理長を勤める。 寿司職人として20年以上、日本とシドニーのレストランで腕を磨き、今年6月から『Jazushi』で腕を振るう。素材を見極め、一貫一貫魂を込めて寿司を握る。 |
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