オーストラリア・シドニーを楽しむための生活情報誌「チアーズ」

進化を続けるフィットネス事情2019


1

ランニングからlululemon、オレオ味のプロテインシェイクまで
進化を続けるフィットネス事情2019


この10年で、フィットネスを取り巻く環境は確実に進化した。これまでランニングやジョギングはごく一部の限られた人のものだったし、ジムでウェイトトレーニングに励むのはプロのアスリート選手たちが中心だった。それがここ数年、オーストラリアを始め、日本でもヘルシーな身体としなやかなスタイル、そしてストレスフリーなライフスタイルを求め、フィットネスに取り組む人が急増している。
健康志向の高まりを受け、従来のランニングやウォーキング、スイミングなどのパーソナルスポーツ市場が急速に拡大。ジムでのワークアウトやヨガ、ブートキャンプ、クロスフィットなども身近な存在となり、老若男女問わず、さまざまなフィットネスレベルの人が気軽に始められるようになった。また、単なるヘルシーな身体作りというだけでなく、日々継続的にトレーニングを行うことでクリエィティブなマインドが構築され、集中力が高まることも専門家が実証済み。仕事や学習の効率UPをねらって、ランチタイムにジムやランニングで汗を流すことがトレンドにもなっている。さらに、エクササイズと並行して、低カロリーフードで体脂肪を落とし、プロテインを積極的に摂り入れて栄養補給するなど、ヘルシーダイエットにも注目。同時に、ワークアウトの質を高めてくれるFitbitなどのガジェットやスマホと連携したアプリ、デザインと機能性に優れたフィットネス専用アパレルブランドも次々登場し、モチベーションを持続させ、フィットネスライフを大いに盛り上げてくれている。
さらに、従来のワークアウトでは物足りないという上級者には、スパルタンやポールダンス、エアロビクスなど、一歩先を行く個性豊かなフィットネスも大ヒット中。とにかく今、さまざまな分野でフィットネスがアツいのだ。燃え滾るこのフィットネスブーム、「身体を動かしたくてムズムズしているのに、どこからスタートすればいいのかわからない…」というチアーズ読者に向けて、2019年現在進行形のフィットネスシーンを一挙大公開。

青い空と白い雲。オーストラリアはランニング・サイクリングデビューに最適

身体ひとつで始められるシンプルなランニングやジョギング、サイクリングは、いつの時代も愛されて来た永遠のワークアウト。オーストラリアで特に目を引くのが、ランナーとサイクリスト人口の圧倒的な多さだ。青い空と白い雲、広大な自然に囲まれ、比較的雨の日が少ないオーストラリアは、まさにランニングとサイクリングにベストな環境が整っていると言えるだろう。歩道が広く大きな公園もあちこちにあることから、さまざまな年代の人が、独自のペースで楽しむことができる。これまでなかなか踏み出せずにいた人も、ここオーストラリアで、ランニング、サイクリングデビューを飾ってみてはいかがだろう。外のフレッシュな空気を感じながら思い切り身体を動かす有酸素運動は、脂肪燃焼、生活習慣病予防の他、ストレス発散にも効果的。さらに睡眠の質が著しくアップすることも研究で明らかにされている。「ひとりではなかなか始められない…」、「一緒に走る仲間がほしい」、「自分のレベルを上げたい」という場合は、ランニング・サイクリングのコミュニティーに参加するのも手だ。ビギナーからプロアスリートまで、さまざまなレベルの人が所属するサークルや、大会制覇を目指したトレーニングを中心とする強化型グループなど、自分の目的に合ったグループがきっと見つかるはず。仲間と一緒に取り組むことで、自然とモチベーションもアップすること間違いなしだ。さらに、City2Surfに代表される各種マラソンイベントや、サイクリング、スイミングを組み合わせたトライアスロン大会なども各地で頻繁に開催されているので、積極的に参加して日頃のトレーニングの成果をチェックしてみよう。ただし、オーストラリアの紫外線は強力なので、ランニング・サイクリングに出かけるときは、日焼け止めを塗るのを忘れずに!

24時間アクセスOK
ライフスタイルに合わせて通えるフィットネスジム

シドニーの街の至る所で目にするフィットネスジム。仕事や学校の前後に立ち寄って、黙々と汗を流しながら日々のトレーニングに励んでいるチアーズ読者も少なくないだろう。インドアでのワークアウトは天気に左右されず、また最近では24時間利用可能なジムも増えているので、空いた時間を有効に使って取り組めるのが◎。さらにメンバーシップのオプションも、1週間単位のものから半年、1年契約のものまでさまざまなプランから選択可能。自分のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるものをチョイスしよう。ジムでのワークアウトはついつい単調になってしまいがちだが、ダンベルを使ったウェイトトレーニングや腕立て伏せ、プランクポーズなど多種多様なトレーニングを組み合わせることで、体幹と筋肉の両方を鍛え上げることができる。また、ランニングやジョギングなどの有酸素運動と並行して行うと、基礎代謝が高まって痩せやすい体質になるというメリットも。世界中で展開されているFitness FirstやActive Virginでは、ズンバやボクシング、水中コンバットなど、多彩なグループレッスンを受講することも可能なので、幅広く色々なワークアウトに挑戦したいという人は、まずは1日体験コースに参加するのがオススメだ。そして今日本でも話題沸騰中なのが、有酸素運動と筋トレを組み合わせたクロスフィット。日常生活の中で繰り返し行う動作をベースにしたもので、アメリカでは軍隊のトレーニングにも取り入れられているほど、タフで激しいワークアウトとして人気を集めている。オーストラリアではF45、日本ではリーボックのクロスヒット専門ジムで体験することができる。また、「身体を動かしたいけど、激しい運動は苦手…」という人は、呼吸法を整えて身体の柔軟性を高めてくれるヨガはいかがだろう。特に日中デスクに座りっぱなしという人は、運動不足を解消するためにも、ヨガでのストレッチが効果的だ。オーストラリアにはメディテーションと融合したさまざまなタイプのヨガを体験できるスタジオがたくさんあるので、ぜひお気に入りのスタジオを見つけてほしい。

ヘルシーフード先進国オーストラリア
プロテインで栄養補給

フィットネスの効果を高め、ヘルシーな身体作りに欠かせないのが日々の食事。フィットネスブームの高まりと同時に、オーガニックやローカーブフード、デイリーフリー、ビーガンプロダクトなど、免疫力やエネルギーを高め、美容効果も期待できるヘルシーフード市場もかつてない盛り上がりを見せている。栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高いと言われているゴジベリー、チアシード、キノアなどに代表されるいわゆる「スーパーフード」は、海外セレブがこぞって取り上げたことで、世界中で大ブームを巻き起こした。次から次へと新たなスーパーフードが話題となっているが、2019年は美肌と整腸効果があるヘンプシード、フィットネス後の疲労回復を促進するゴールデンベリー、鉄分が豊富なカカオニブ、緑黄色野菜などに多い栄養素を多く含むスピルリナなどが注目を集めそう。いずれもサプリ感覚でそのままで摂り入れたり、サラダやスムージーに適量加えたり、アレンジは自由自在だ。また、小麦などの穀物に含まれるタンパク質から生成されるグルテンが入っていない、グルテンフリーの食品やメニューも、今やスーパーやカフェ、レストランで頻繁に目にするように。消化不良や便秘、下痢、さらにはアレルギー反応を引き起こしてしまう場合があると言われているグルテンだが、最近では腸内環境を整えるために、特にアレルギーが無い場合でも、好んでグルテンフリーを選択する人も増えている。その他、高カロリー高脂肪の観点から、乳製品を一切使用しないデイリーフリーの食品も人気。アーモンドミルクやココナッツオイルが代替品として注目を集めている。そして、「究極のワークアウトフード」として熱い注目を集めているのがプロテインだ。日本では、まだまだ「プロテイン= ボディビルダー」というイメージが根強いが、実はタンパク質を効果的に補給できるプロテインは、フィットネスの効率アップと疲労回復に欠かせない栄養補助食品。
オーストラリアでは、プリ&ポストワークアウトフードとして、シェイクやスムージーにしたり、パンケーキに入れたりして、気軽にプロテインを摂取するのが定番となっている。ストロベリーやチョコレート、バニラのフレーバーに、オレオ味のプロテインまであり、巨大なバケツサイズで店内の棚に並べられている様子は迫力大。とにかく、オーストラリアでのプロテインブームの盛り上がりが半端でないことをうかがわせる。

フィットネスだってテクノロジーの時代
スマホやアプリで運動量をトラッキング

テクノロジーの進化とともに、フィットネスももはやガジェットやアプリなしでは語れない時代に。ワークアウト中の心拍数や消費カロリー、日常の歩数や睡眠時間をトラッキングしてくれるFitbitやPolarに代表されるスポーツウォッチは、フィットネス愛好家たちにとって、もはや定番中の定番。1日の運動量がスマホやパソコンにデータとして送信されるので、自分のワークアウトのスタイルを分析することができる。最新モデルでは、GPS機能からメール・着信通知機能が付いたものまで登場しており、今後どんな驚くべき機能が追加されるのか気になるところ。また、ヨガスタジオやジムに定期的に通う時間や金銭的余裕がないという場合には、スマートフォンにダウンロードするだけで、自宅で本格的なワークアウトができるフィットネスアプリの存在も心強い。プロのインストラクターやコーチが監修しているだけあり、その内容は本格的。まるで専属のトレーナーについているような気分になる。その他、自宅でボクササイズが手軽に行えるポータブルジムSPOZや、シューズのソールにセンサーを内蔵することで走行フォームを分析できるスマートランニングシューズ、身体当てるだけで筋肉と脂肪量をトラッキングしてくれるRIDMなど、次世代型ガジェットからますます目が離せない。

No Fashion No Workout
ノーファッション・ノーワークアウト

これまでどこかワンパターンで、面白みがなかったフィットネスウェアも、ここ数年はそのファッション性に大きな変化がみられるように。アディダスやナイキなどのスポーツブランドが、そのデザインやカラーバリエにもこだわりを見せるようになっただけでなく、カナダ生まれのヨガウェア専門店lululemonや、オーストラリア・ブリスベン発祥の働く女性をターゲットにしたLorna Jane、手ごろな価格とカラフルなデザインが魅力的なCotton On Bodyなど、新たなブランドが登場。フィットネスアパレル業界を大いに盛り上げている。動きやすさを考えて計算され尽くした機能性と耐水性に加え、背中のデザインが網目状になっているキャミソール、ロゴがインパクト大のタンクトップなど、ファッション性の高いアイテムが勢ぞろい。さらにサイズ展開も以前より豊富になり、自分の体型にピッタリ合うものをチョイスできるようになった。
「ジムに着ていくだけじゃもったいない」と、最近ではワークアウト以外の場面でも、タンクトップやヨガパンツを日常的に愛用している人も増えている。着ているだけでアクティブな気持ちになれるフィットネスウェア、「ジムに行くのが億劫…」と感じてなかなか踏み出せないなら、まずはお気に入りのウェアをチェックしてみてはいかがだろう。

もう平凡なワークアウトじゃつまらない!
2019年注目はスパルタンとポールダンス

「ただのワークアウトじゃつまらない!」、「もっと自分の限界に挑戦したい!」という上級者をターゲットにしたフィットネスも続々と登場している。
その代表的なものと言えば、世界39ヵ国で165以上のレースが開催されている「世界最高峰の障害物レース」であるスパルタンだ。コース中に用意されたさまざまな障害物をクリアしながらゴールを目指す新型マラソンで、3~4人でチームを組んで参加するのが基本。有刺鉄線が張り巡らされた泥水の中を匍匐前進で進んだり、お互いの身体を使って目の前に立ちはだかる大きな壁をよじ登ったり、通常のマラソンとは違った能力が試されるのが面白い。泥まみれになりながらチームメイトと共に障害をクリアしたときの達成感が
忘れられず、何度もレースに挑戦するスパルタン中毒者も急増中。また、美意識の高いフィットネス愛好家たちの間で注目を集めているのが、引き締まったボディラインを作り上げてくれるポールダンスだ。セクシーな衣装に身を包み、ポールにつかまって大胆なポーズを披露するポールダンスはれっきとしたワークアウトの一種。発祥はアメリカのストリップクラブやヨーロッパのサーカス団とも言われているが、現在では、新しいタイプのフィットネスとして、世界各国にスタジオがオープンしており、国際大会も開催されているほど。ポールに身体を絡み付けて回転し、空中で逆さまになってアクロバティックなポーズや技を繰り出すことで、筋力と体幹を鍛え、しなやかで柔軟性のある身体作りが可能になる。最近では女性のみならず男性の参加者も増えているのだとか。音楽とダンスを融合させたポールダンスはエンターテインメント性も高く、人前で踊るという非日常の世界を堪能することができる。回転やポーズ、技をつないで美しいコンビネーションを作り上げられるようになったら、発表会や競技大会に参加してみよう。その他80年代の衣装と音楽でノスタルジックな雰囲気が味わえるエアロビクス、爆音の中、インストラクターの掛け声に合わせて自転車をノンストップで漕ぎまくるバクササイズ、最近日本にも上陸したばかりのトランポリンエクササイズなど、個性溢れる変わり種ワークアウトにも注目だ。

日々進化し続けるフィットネスムーブメント。その盛り上がりはまだまだ止まる所を知らない。次々登場するワークアウトやアイテムについつい目移りしてしまうが、「月曜は朝からランニング、火曜はジムでダンベル、水曜はヨガ、Fitbitで消費カロリーをチェックしながらプロテインボールをほおばる…」なんていうのはナンセンス。
フィットネスはあくまで自分の心と体をヘルシーにするために行うもの。あれもこれも取り入れて、自分を追い詰める必要はまったくない。ストレスフリーに長く続けるコツは、Less is More。(少なければ少ないほどいい!)今の自分の身体とフィーリングにピッタリ合うものをチョイスして、フィットネスライフを思い切り楽しもう!
 

User comments

コメントを書く

お名前
10文字以下
パスワード
8文字以下
タイトル
30文字以下
コメント ・コメントは全角で500文字まで。
・書き込みはライターの判断で削除される可能性があります。
・詳細はチアーズ利用規約をご覧ください。


関連記事

進化を続けるフィットネス事情2019

08/07/2019

チアーズ編集部

ランニングからlululemon、オレオ味のプロテインシェイクまで 進化を続けるフィットネス事情2019...

スポーツ

11月23日(金)の夜はシドニーで野球観戦&日本フェスティバルを楽しもう! 日本人プロ野球選手も出場の可能性大

22/11/2018

チアーズ編集部

11月23日(金)に日本のプロ野球選手が参加するシドニー・ブルーソックス対キャンベラ・...

スポーツ
Side girl 201907
Side 2

FOLLOW US

SNSで最新情報をゲット!

NEWSLETTER

メールで最新情報をゲット!

メールを登録する

COUPON

オトクなクーポンをゲット!

全てのクーポンを表示