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Job Keeperパッケージにまつわる誤解について


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3月30日に豪政府が発表したJob Keeperパッケージ。オーストラリア市民権、永住権、一部のニュージーランド国籍を持つ、パートタイム、フルタイム、そして最低1年間雇用され、定期的に働いていたカジュアルを対象に、6ヵ月間、隔週で$1500が支給されるという画期的な対策です。しかし、日本人コミュニティ内では混乱が生じており、弊社にも多数お問い合わせが寄せられていることを受け、この救済パッケージについて、現状を解説したいと思います。

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まず注目していただきたいのが、この救済パッケージのネーミング、『Job Keeper』です。「仕事を守る」、「雇用を守る」という意味であり、これは支給される従業員が、今後も会社と繋がりを持ち、状況を乗り越えるための時間に当て、ビジネス再開へ向けて会社の即戦力となることが前提であります。従業員はただたんに$1500をもらうのではなく、たとえビジネスが一時クローズの状態であっても、通常通りの営業ができていなくても、会社の一員として徹することが前提であります。


またこれは会社側が「従業員に支払う給料をサポート」するという政策であり、従業員は政府から直接支給を受けるのではなく、会社を通じて支給されます。会社にはATO(Australian Taxation Office)を通じて支給されます。

会社から従業員への支払いは「法的義務」であり、ATOが関与することで、「不正を見つけだすことができる」と、ジョシュ・フリーデンバーグ財務大臣は強調しています。


また、$1500はパートタイム、フルタイム、そして条件を満たすカジュアルすべて一律です。すなわち通常の給料よりも多く支給される従業員もいれば、通常以下になる者もいます。会社はジョブキーパー対象となる従業員1人につき$1500一律で支払う義務があるため、$1500のうちの一部だけ支払うという行為は違反となります。またこれはあくまで「従業員に支払う給料をサポート」するための政策であり、会社が$1500にさらに上乗せをして、従業員の通常の給料に近づけてあげることも可能ですが、義務ではありません。また$1500に対するスーパーアニュエーションもオプショナルであり、強制ではありません。

仕事を掛け持ちしている方は、プライマリージョブを一社指定し、そこからのみ隔週で$1500が支給がされます。複数の雇用者から$1500を受け取ることはできません。またジョブキーパーとジョブシーカーの支給をダブルで受けることはできません。すでにジョブシーカーの登録をされている方がジョブキーパーの支給を受ける場合、至急Service Australiaに通知する必要があります。これを怠り、ダブルで支給を受けると、あとから請求されるのでご注意ください。

なおジョブシーカーの対象者となる条件は以下をご参照ください。
https://cheers.com.au/info/3648

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