30/08/2021
NSW州は30日、1290人の新規感染者を確認し、3日連続で過去最多を更新しました。死者は新たに4人確認されています。
新規感染者の80%はギルフォードやメリーランズ、オーバン、グリーンエイカー、ヤグーナ、パンチボール、ブラックタウンなどのシドニー西部、並びに南西部で発生しているものの、ライドやメドーバンク、マリックビルなど、隣接するサバーブにも拡大しているとし、政府はこれらの住人に対して規制を順守するよう呼びかけています。
グラディス・ベレジクリアン州首相は、今後入院患者数が悪化することが予測されるとし、「10月は集中治療室にとって最悪の月となるだろう」と述べています。州はこのような状況に向けて、準備を進めてきたとするものの、集中治療室の患者数はワクチン接種率に左右されると訴えています。
NSW州ではこれまでに680万回のワクチン接種が行われ、成人人口の約3分の2が1回、36%が2回接種しています。ベレジクリアン州首相は70%が2回の完全接種を終えた時点で実施される、ロックダウン解除へ向けたロードマップを計画しているとし、それには「ここ数週間(の状況)が非常に重要である」と述べています。一方で、「ワクチン未摂取者は自由を期待しないでほしい」と強調し、今後ワクチン接種者と未摂取者の間で対応が異なることを示唆しています。
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