関東で生まれ育つと、ちょっとやそっとの揺れでは、動揺しなくなる。
しかも3年に1度くらいは、「今年の9月に関東大地震がくる」とか
「7月に富士山爆発説が出ている」などという噂がもちあがり、
その度にワイドショーに脅かされながら生きてきた。
もし私が今でも日本に住んでいたら、ハイチ地震の速報に自分を重ね合わせて、
さっさと関東抜出計画を立てている頃だろう。
そもそも、オーストラリアには地震がない。
大地が揺れるいう観念はここにはない。
(1989年ニューキャッスル(シドニーから1時間程北)でマグネチュード5.6地震が起きた。それが最後)
それ故に、20うん年地震に脅かされて生きてきた私が、この国では安心して住んでいられる。
たまに自分が揺れていたりするが(酔っ払い)、大地は揺れたりしない。
もしこの国に地震があったら、街の風景が全く違っていたに違いない。
築100年の建物が街中に建っているわけがない。
この国ではそれは普通の風景だ。レンガを積み上げた質素な家だって、倒れない。
だって、この国の大地は揺れない。
Pプレート(日本でいう若葉マークみたいなもの)の若者の車が家に突っ込んでこない限り、
家は倒れたりしない。
テレビでハイチ地震のニュースを見ているオージー達は、
それがどんなに恐ろしいものなのか、たぶん実感としてわかってないだろう。
わかるはずがないか。。
ハイチ地震と一緒に今ニュースの話題になっているのは、
夏になって水の事故が多くなってきたことだ。
しかも、犠牲者は子供でなく、30代、40代のりっぱな大人。
先日も3人の子供の前で40代前半の両親が溺れるという悲劇が起きた。
今年になって何人もの大人が水の事故の犠牲になっている。
皆水泳には自信があったらしい。
「その地震があだになる」とテレビでも注意を促している。
あれ、地震と自信。漢字間違えてました?
日本語覚えたてのオージーみたいになってしまいました。
ニホンゴ ムズカシイねぇーー
それではまた