19/04/2023
先日、我が家の馬のコメットが天国へ行きました。数年前に彼が我が家にきた時は既にお爺ちゃん馬。『彼の生涯の最後を自由に過ごしてほしい』という元オーナーさんの優想いがあった。
我が家では馬を繋ぐこともなければ馬小屋もなく、とにかく敷地内で自由に過ごすスタイル。競馬レースなどで走れなくなった馬や引退した馬の多くは、殺処理されドッグフードになるらしい。それがもし事実なら、我が家での自由な暮らしは馬たちにとって天国だ。
ここでの暮らしは、嫌でも生と死を目の当たりにする事が多いけれど、それだけはいつまで経っても慣れることがない。今でもコメットと過ごした時間を思い出すと涙が出てきてしまう。
動物たちに囲まれる暮らしをするようになって気づいた事は「動物達の死は必ず何かの役に立っていて、何一つとして無駄になることがない。」ということ。
「自然へ帰る、自然に還る」彼らの死の意味には、そういう優しい意味も含まれてる気がする。コメットが最後に眺めていた夕陽が落ちる場所へ彼を埋葬し、庭に咲き誇る色華やかな花で花束を作り、涙を流しながら最後のお別れをした。
今頃、彼は空の上で思う存分野原を駆け回っていることだろう。
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